女性の歯科医師
職業としての歯科医師は、女性にとっての天職となる
一言に医療といっても多種多様な種類がありますが、「働く女性」を志す多くの女性が歯科医師を目指しています。理由は様々ですが、何といっても単に病気を治す医療とは違うニーズの幅広さに可能性を感じている女性が多いことが挙げられます。
このページでは、女性に最適な職業としての歯科医師にスポットを当ててみましょう。
「治療」に留まらない多様性が大きなやりがいとなる
むし歯治療だけではない
不正咬合の治療は、一般的には歯並びを良くする歯科矯正として知られています。成長・発達の過程で歯並びが悪くなり、自分の外見にコンプレックスを持つ患者さんはたくさんいます。これに対し、歯列矯正を経験した多くの方々が「自信が持てた」など、前向きで明るい気持ちになれたと答えています。こういった笑顔を生みやすい「たくさんの人に喜ばれる医療」は他にあまり例が無く、歯科医師として独特の喜びを感じられるものです。
「美容」としても注目される歯科医療
歯科矯正の患者さんは若年層が多いのですが、特に歯並びの悪さに不安を覚えやすい女性に対して、同じ気持ちで接してあげられる女性なら、親身になって治療方針の検討や分かりやすい説明を行うことができます。昨今では歯科矯正を専門性高く扱うことで「美容」の一貫として治療にあたる歯科医師も増えてきました。
また歯科矯正に留まらず、歯牙年齢・歯周年齢などのアンチエイジング検査を元に、適切な治療の検討や生活習慣の指導を行うなど、トータルで健康と美容をサポートする歯科医師も現れています。
こういった分野ではやはり男性よりも女性の歯科医師が好まれる傾向があるようです。
地域と会社に密接に関わる医療として
むし歯の患者の中心は、やはり「子供」
子供時代に「歯医者が怖い」と思っていたことはありませんか？
誰にでも容易に想像できますが、歯科医院に通う患者さんには子供さんが多いのです。むし歯になりやすく、乳歯から永久歯に生え変わるなど、歯に関するトラブルは絶えません。
そんな子供に対して、やさしい気遣いや語りかけで、安心して治療を受けてもらえる環境づくりが得意そうなのも女性だと思いませんか？
もちろん、高齢者にも
高齢者にとっても、歯科医師は大事な健康のためのパートナーになります。
普段の指導に始まり、年齢を重ねてどうしても必要に迫られる義歯の導入などに際して、歯と同時に不安もケアしてあげられるような歯科医師がとても求められているのです。
女性にとって安心して働けるのが「歯科医師」
医院の多さが女性にとって最適
さて見事歯科医師になり、これから将来設計を描くことになったとします。やはり一般的な職業につく女性と同じく「結婚」「出産」「子育て」というテーマは、歯科医師であっても同様に重要です。歯科医師という職業は「女性にこそ働きやすい環境が作れる」ということが言えます。
歯科医院に行ったことの無い人は少数派に違いありません。それだけ必要とする患者さんが多く、歯科医院は日本全国にあり、働く場所としての選択肢が多くあります。また他の職業と違い、働く時間帯をしっかりと決められます。こういった環境は「働く」以外にも多くのテーマを持つ女性に最適ではないでしょうか。
出産、子育てとの両立がしやすい
出産による長期の休みから、仕事復帰がしやすいことも特徴のひとつです。歯科医師は一般企業で働くより、役職や中長期の職務に比較的に縛られません。仕事の繁閑に左右されにくいため長期休暇がとりやすく、また立派に技術職といえる仕事内容なので、技術を求められて職場復帰がしやすいと言えます。
出産後の子育てという点でも、働く時間帯が決まっていることなどから自分のペースで仕事ができ、子供中心の生活が始まったとしても十分に対応できます。
神奈川歯科大学は、もともと「東京女子歯科医学講習所」としてスタートしています。学生には女性も多く、元気に講義や実習に励んでいます。あなたも歯科医師を目指してみませんか？
女性歯科医師座談会
母娘で歯科医院を経営
「女性だからこそ歯科医師をめざすべき」、その理由は？
山梨県甲府市の「七沢歯科医院」は、七沢久子院長が35年前に開業。
現在は娘の清子先生、真樹子先生と共に地域の患者さんの治療を
行っています。
実は3人とも神奈川歯科大学の卒業生。
そんな七沢歯科医院の先生方に、女性が歯科医師になることのメリットについて語っていただきました。
