アセスメントポリシー
神奈川歯科大学では、教育理念である『歯科医師としての熟練と人間としての優しさを身につけるために、学をまなび、技を習い、人を識る愛の教育』が実践されているか、またその教育が成果を収めているか検証のために学修成果を測定・評価します。これにより教育成果が可視化され、教育の改善に取り組むことができます。
検証は、学生の入学前から卒業後までを視野に入れ、大学・学科レベル及びモジュールレベル(個々の科目)という2つのレベルにおいて、多面的な観点から直接的、間接的に行います。検証の指標はそれぞれ次のとおりです。
検証の指標
入学時 | 在学中 | 卒業時、卒業後 | |
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入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)に適う人材が入学しているかどうかの検証 | 教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に則って学修が 進められているかどうかの検証、及び入学者選抜の方針が妥当であるかの検証 | ディプロマ・ポリシーを満たす人材になったかどうかの検証、及び教育編成の方針が妥当であるかの検証 | |
大学、学科レベル |
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モジュールレベル (科目レベル) |
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本学歯学部では、DP・CPにより定められた学位プログラム教育の学修成果を上記指標を基に以下の指針に則って評価します。
- 1年次から3年次において、当該年度履修すべき5ステージでの知識評価は、各モジュール毎の成績評価(水準、評価方法はシラバス記載)、学年末の総合試験、さらには学年GPAを用いて学習成果を検証します。
- 4年次においては共用試験(CBT、OSCE)の評価を、学年末の評価に充てます。
- 5、6年次では、臨床座学試験、認定試験により知識評価を行うと共に、技能、態度(倫理)の評価を実習現場で評価します。
- 6年次では、最終試験を行い卒業認定の評価を行います。
- 知識評価は筆記試験、口頭試問を行い、数値化して達成度を評価します。実習での実技評価や態度評価は、評価シート、チックリスト、ルーブリック、ポートフォリオ等を用い可及的に数値化を行い達成度を評価します。
- 評価方法の選定と合否基準には、その妥当性、客観性を各モジュールのユニット責任者、モジュール責任者、ユニット担当者で定期的に見直しを行い、次年度開始時に学生、教員にシラバスで提示します。
- 歯科医学教育における順次性を考慮し、カリキュラムポリシーの内容と方法を評価します。
- 検証、測定可能な指標を用いて3ポリシーの再検討を行います。