KDU-SAS(NPO法人神奈川歯科大学 南東アジア支援団)
KDU-SASについて
KDU-SAS(Kanagawa Dental University-SouthEast Asia Support 神奈川歯科大学 南東アジア支援団)は、2004年12月に発生したスマトラ沖地震による津波で被害を受けたタイ王国南部の被災地救援歯科医療活動を目的として、2005年6月に神奈川歯科大学と同窓会が協力して設立されました。3年間被災地に赴き、治療と口腔衛生指導を実施。その後も、タイ、フィリピン、ラオスと活動範囲を拡げ、歯科医療支援活動を行ってきました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災に直面した際には、すぐに現地視察に赴きました。当初は遺体確認を行う予定でしたが、警視庁より出動命令が出なかったため、活動方針を切り替え、震災で生き残った人々のため、治療や物資寄贈といった被災地支援復興活動を行いました。現地の方々の笑顔と健康になっていく様子を見ることが活動を続けていくうえで、何よりも励みになっています。
KDU-SAS代表ごあいさつ
最初に、日頃よりNPO法人「KDU-SAS」にご理解とご協力を頂き感謝申し上げます。私達は2005年より、タイ、フィリッピン、ラオス、カンボジア、ベトナムの南東アジア地域で活動・調査を実施してまいりました。その後、2013年よりミャンマー連邦共和国で視察・調査を開始して、現在ミャンマーでの歯科医療活動・大学間の学術交流・歯科関係者との関わりを慎重に進めています。また、タイ・プーケットに於いて2006年より開始した歯科健診活動も継続して実施しております。
特にアウンサン スーチー女史の影響で、国が改革により外国との交流を積極的に遂行するミャンマーに於いては、民間の交流が盛んに行われており、私達医療人もその一環として歯科医療関係者とボランティア歯科医療活動を通して親睦を深めてきました。現地では未だ口腔衛生の維持・向上を必要とする人々が多くいます。微力ながらこのような活動を継続して国際交流を築いて行く所存です。
今後とも皆様のご支援を宜しくお願い致します。
KDU-SAS代表
平田 宗善
First, I would like to express my gratitude for your continued appreciation and support to KDU-SAS. From year 2005, we conducted volunteering activities and on-site surveys in Southeast Asian region countries such as Thailand, Philippines, Laos, Cambodia and Vietnam.
Thereafter, in year 2013 we started our observation and on-site survey in Myanmar and presently we are carefully continuing our medical, university technology transfer volunteering activities and deepening our relationship to the Myanmar’s dentistry related key persons. Also, we are still continuing our volunteering works in Phuket, Thailand which started from year 2006 .
Especially through the influence of Ms. Aung San Suu Kyi, Myanmar’s reformation brought positive accomplishment to its cultural exchanges with other countries, where the interaction with the citizen were enthusiastic. We, as part of that interaction along with the dentistry inclined people and volunteers deepen our friendship.
While we may have small influence, I believe continuing this kind of volunteering activities will create international interactions.
I hope that you will continue to favor us with your support.
Muneyoshi Hirata, Director of Operations
学長ごあいさつ
インドネシアにおいて2004年に発生したスマトラ島沖地震と津波による被災地への救援歯科医療活動を契機とし、2005年に発足した医療ボランティア団体、神奈川歯科大学東南アジア支援団(Kanagawa Dental University-South East Asia Support, KDU-SAS)の活動は、今年で21年目を迎えました。インドネシアで開始された本活動は、その後活動地域をフィリピン、ラオス、タイ、ベトナム、ミャンマーへと拡大し、この間2009年9月にNPO法人として認定を受けるに至っています。
また国内においても、2011年の東日本大震災の際には、海外で培われた被災地における救援歯科医療活動の経験を生かし、東北地区の被災地支援活動などを展開しております。
KDU-SASの活動は、ボランティアの皆様の御協力と、関連各位・団体からの善意の御支援によって支えられております。今後ともKDU-SASのボランティア活動により、多くの方々が笑顔になれますよう、御協力と御支援を賜りますよう御願い申し上げます。
神奈川歯科大学
学長 櫻井 孝
An earthquake Sumatra Indonesia in 2004 and the dental medical treatment relief operations to the tsunami stricken areas led to the founding of a volunteer group in 2005, the operations of Kanagawa Dental University-South East Asia Support (KDU-SAS) now reached its 21st year this year.
The relief operations which started in Indonesia has now expanded to Philippines, Laos, Thailand, Vietnam, and Myanmar and recently has been recognized as a Non-Profit Organization.
In Japan, at the time of earthquake disaster in 2011, KDU-SAS made the best use of its dental medical relief operations experience to disaster stricken areas abroad and now extending its dental medical operations up to the Tohoku Area.
The activities and operations of KDU-SAS is being supported by the cooperation and goodwill support of related individuals and groups. I hope for your continuous support so that the activities of KDU-SAS will bring smile to more people.
Takashi Sakurai, President
KDUーSAS 藤田晃基金
故 藤田晃先生は、KDU-SASの発足から生涯を閉じられるまで、ご熱意とご指導を注がれ多大な功績を果たされました。先生の遺志を継ぎ、今後も子供達の医療、教育を支援する目的で「KDU-SAS 藤田晃基金」を設立致しました。皆様のご理解と倍旧の御厚情を賜りたく、切にお願い申し上げます。
KDU-SAS 藤田晃基金のお振込先
- りそな銀行 横須賀支店(店番 632)
- 普通預金 口座番号 2268321
- KDCSAS 藤田晃基金 秋本進
KDUーSAS 事務局
住所 | 〒238-8580 神奈川県横須賀市稲岡町82 神奈川歯科大学 KDU-SAS 事務局 |
---|---|
TEL | 03-5498-1260 |
FAX | 03-5498-1261 |
hira45ma@yahoo.co.jp |
支援募金口座
- りそな銀行 横須賀支店(店番 632)
- 普通預金 口座番号 2227756
- KDCーSAS 基金 財務秋本進
ケーデーシーサスキキンザイムアキモトススム
タイ・プーケット歯科予防活動
プーケットの活動は今年で9年目となり、障がい児の生活する特定2施設と、公立幼小中学校で、約800人に対し歯科健診、口腔衛生指導を継続しておこなっています。日本からは、歯科医師、衛生士、技工士等有資格者ばかりでなく、歯科大生、養護教諭、一般の方も参加し、日本文化を伝えたり、recreationを取り入れながら、現地児童、生徒と楽しく活動をしています。継続活動の結果、現地では毎日集団で昼食後、校庭で時間を決めて歯ブラシする習慣がつきました。口腔内の環境も少しづつ改善されている事が、毎年の健診より認められています。
今後我々は、現地主体となるような活動に取り組み、さらに子供たちの環境が、より一層良好に保たれるよう、継続サポートします。
ミャンマー歯科医療活動
KDU-SASは2013年からミャンマーでの視察調査活動を開始して、アウンサン スーチー女史の活躍で歴史的な変革を遂げる中、現地の歯科医師の方々と交流を深め、2017年春までにミャンマー政府より正式な免許を頂き、3度のボランティア歯科医療活動を実施して来ました。
その間、ヤンゴン歯科大学での学術講演、ミャンマー国歯科医師会との協議など実施して信頼関係を築いて来ました。また、2016年10月にはヤンゴンにて国立ヤンゴン歯科大学と神奈川歯科大学の学術交流の調印式が行われました。