神奈川歯科大学保護者向けパンフレット2018
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を(成績素点––50)/10で算出し、1.0以上を合格とします。さらに学期全体の平均値GPAを算出し、1.0に満たない場合は、全体的な学修の遅れがあるため、個別指導を行います。また、出席管理を厳格に行い、遅刻や欠席は成績に反映させています。これまでの「出席が三分の二以下の学生は受験停止」という制度では、「三分の一までは欠席してもいい」と解釈する学生が少なからずいました。新カリキュラムで「欠席1回につき2点減点、遅刻も欠席とみなす」という厳しいルールを採用したところ、日々の学修への緊張感からか出席率が上昇し、授業中に寝ている学生もいなくなりました。授業内容の理解度アップにつながっていることを実感しています。GPAや生活態度は、「学生カルテ」に記入し、弱点や学習方法の問05との多い臨床実習を、神奈川歯科大学では1年半、キャンパス内にある附属病院および横浜にある横浜研修センターにて行います。近年の国家試験問題は、治療の現場で行われる手技や器具などの知識を問われることも増えているため、受験対策にもつながっています。大学では、与えられた講義をただこなすのではなく、自ら課題を持って学ぶ能動的学修(アクティブラーニング)が重要です。学生が自主的に学ぶ姿勢を、しっかりサポートする体制を整えました。チューター制度はこれまでもありましたが、1人の教員が担当する生徒を3〜4人とより少人数にすることで、きめ細かい指導を実現しています。また、学習室を拡充し、平日は22時まで土日も開放するなど、より使いやすくしました。成績評価にはGPA(グレードポイントアベレージ)制度を導入しています。各科目(モジュール)のGP題点などの早期発見に役立てています。ステージごとの成績や出席状況は、保護者の方にも報告。各学年の第1ステージ・第3ステージに行われる授業参観での保護者会や、個別面談を通じ、大学と家庭の双方で状況を把握し、問題を早めに解決できるようにしています。すべての講義は録画されています。やむを得ない事情で欠席した場合は、該当する動画を視聴しなければなりません。また、出欠席に関わらず希望すれば、どの講義も視聴でき、不得意科目のフォローが可能です。6年次の新教育体系では、第1クールで国家試験に必要な知識を確実に身につけ、第2クールでそれらを定着させます。出題基準に合わせた4つのステップを段階的にクリアするのが特徴です。「実力自覚試験」から始まり、1週間ごとに「週末試験」、1段階ごとに「到達度試験」が行われ、現状の学力を把握しやすくなりました。その都度、担任は国家試験に合わせた的確な指導を行い、学生がモチベーションを維持し努力できる環境を生み出しています。また、6年生専用の自習室も、学生のやる気を支える環境の一つです。ホワイトボードや個別テーブルの設置により、グループで議論したり、個々で集中したりと各々に合う勉強法を可能にしています。2014年度はこうした環境の一つひとつが、多くの学生を国家試験合格に導きました。2015年度からは学生をグループ分けし、担任が生活指導を、チューターが学習指導を行う「グループ学習」のスタイルを確立しています。また、2017年度には新病院が完成し、臨床の場と教育の場がより接近する予定です。こうした学修環境の中、より多くの学生が国家試験に合格し、個々の特性を生かして社会に貢献できることを期待しています。チューター制や学習室の拡充など環境を整備して能動的学修を支える厳格な出席管理とGPAの導入で日々の努力を成果につなげる新教育体系で学生のモチベーションを高め国家試験合格へ導きさらなる展開に期待カリキュラムの魅力をWebでも公開中!ここでは掲載できなかったカリキュラムの魅力などを動画で掲載していますのでQRコードからご覧下さい。国家試験勉強のため、6年生には専用の自習室が設置されています。チューターによる指導の他、学生同士でお互いに得意分野を教え合うことも少なくありません。独学で試験勉強をすることが少なくなることで、学生各自の気持ちにも「皆と一緒に合格したい」という想いが芽生えるようです。eラーニングで講義を再確認

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