国家試験・進路・就職

臨床研修

歯科医師になるという目標を叶えるためには、卒業後1年以上の臨床研修を受ける必要があります。神奈川歯科大学では、隣接する附属病院と横浜にある横浜研修センターで臨床研修が行われています。

臨床研修制度

歯科医師国家試験合格後に1年以上の臨床研修が歯科医師法により義務づけられています。学生は在学中に研修先を「歯科医師臨床研修マッチング協議会」のシステムに登録し、学生の希望と研修先の希望をマッチングし研修先が決定されます。臨床研修は実践を通じて歯科医療に必要な知識・技能・患者様への対応などを磨く大事な期間です。神奈川歯科大学では附属病院及び横浜研修センターにおいて特色ある研修プログラムを用意しています。

神奈川歯科大学附属病院

単独型プログラム

1年間を通じて大学附属病院で研修を行い、指導歯科医の下で、プライマリー・ケアに必要な基本的能力を身につけます。研修期間中、口腔外科研修を2週間連続して行い、その間に口腔外科外来研修、麻酔科での研修、当直、入院症例の対処、全身麻酔下での手術の見学やアシスタントを経験できます。一般研修と並行して、特殊診療科、放射線科、障害者歯科、小児歯科、矯正科での研修を行っています。また、将来専門歯科医師となる臨床研修歯科医師も各科にまたがる症例に接することにより、幅広い知識や技能を修得できます。

複合型プログラム

大学附属病院4ヶ月(4~6月、3月)、協力型研修施設8ヶ月(7~2月)の研修を行います。大学での研修3ヶ月間の内、最初の1週間は基礎研修を行い、その後、大学附属病院で臨床を経験します。大学附属病院での研修中、口腔外科研修を連続した2週間行い、その間に口腔外科外来研修、麻酔科での研修、当直、入院症例の対処、全身麻酔下での手術の見学やアシスタントを経験できます。大学で3ヶ月の研修後、協力型研修施設へ出向し、8ヶ月間一般歯科医院での研修のほか、コ・デンタルスタッフとの連携、歯科診療所の管理・運営などを学びます。3月に大学附属病院に戻り、研修の仕上げを行います。

先進医療を行う病院として

神奈川歯科大学附属病院

大学併設の病院として最先端の医療設備を整えています。特殊診療科および医科を併設し、患者様一人ひとりのニーズに応じた、高度で専門的な診療を行っています。また、地域医療の連携病院として重要な役割も担っています。2017年11月に新附属病院が開業し、12階建て、1~6階に病院機能、7階に臨床研修センターが設けられ、より充実した臨床研修の環境を整備しています。

横浜研修センター・横浜クリニック

単独型研修プログラム

1年間を通じて横浜研修センターで研修を行うプログラム。以下の4つのコースから構成されます。

初期研修コース

初期研修(Ⅰ)と初期研修(Ⅱ)の2ユニットから構成され、研修を行うにあたって必要な基本事項を学習します。

基本修得コース

歯科医療に必要な基本的な知識や技術に加え、患者様の立場に立った歯科医療を実践するための基本的臨床能力を身につけます。

高頻度治療コース

高頻度に遭遇する一般的な歯科疾患に対応できる臨床能力を身につけます。

生涯研修コース

専門的、先進的な歯科医療、関連医科など幅広い医療を体験・理解し、生涯研修にむけた態度を養成します。

医療と教育のための施設

横浜研修センター・横浜クリニック

横浜駅から徒歩5分の好立地にある横浜研修センター。1階から5階は医療機関として使用し、6階・7階には大学の横浜研修センターを設置。大学施設には最新のAV機器を備えた教室、シミュレーション実習室、各種の勉強会に対応できる施設などを備えています。

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