社会貢献活動等
NPO法人神奈川歯科大学 南東アジア支援団(KDU-SAS)による活動
KDU-SAS(Kanagawa Dental University-SouthEast Asia Support 神奈川歯科大学 南東アジア支援団)は、2004年12月に発生したスマトラ沖地震による津波で被害を受けたタイ王国南部の被災地救援歯科医療活動を目的として、2005年6月に神奈川歯科大学と同窓会が協力して設立されました。
3年間被災地に赴き、治療と口腔衛生指導を実施。その後も、タイ、フィリピン、ラオス、カンボジア、ベトナム、ミャンマー等の南東アジア地域と活動範囲を拡げ、歯科医療支援活動を行ってきました。現在は、コロナ禍の影響もあり海外の活動は中止しています。
また国内においては、2011年の東日本大震災の際には、海外で培われた被災地における救援歯科医療活動の経験を生かし、東北地区の被災地支援活動などを行ってきました。
法医学による社会貢献
歯科法医学は身元確認の方法や身体の傷の診断を行う学問です。歯は身体の中で最も硬い臓器なので焼けても最後まで残ります。焼死体の身元確認は歯の所見で行いますが、その鑑定を行うのは法医学の知識をもった歯科医師です。
また、社会問題になっている子どもへの虐待は、歯の破折の他、顔や耳などに痣や火傷があることが多くあります。
歯科医師が法医学的知識を持っていればそれらを虐待の前兆として判断できるため虐待の早期発見が可能となります。
神奈川歯科大学資料館~人体と標本と100年史~
2013年5月に神奈川歯科大学の歴史を知っていただくとともに、次の世代から尊敬の念をもって語られる歴史を築いていく礎となることを目的にオープンしました。館内は歴史資料室と人体標本室から構成されており、特に標本室は数と質では日本一を誇ります。入館は事前の申し込みが必要で医療従事者および医療を志す者に限っており、オープンキャンパスの際に入場することが可能です。